
この仕事を始めるにあたり、21歳の時に初めて買った愛車の事を思い出しました。
中古車店で出会ったのは、スバルのレガシィB4。
納車まで約1ヶ月、待ちに待ってようやく自分の車が手元に届いたときの喜びは、今でも忘れられません。
280馬力の水平対向エンジン。アクセルを踏み込んでブーストがかかった瞬間の、あの体が後ろに押し付けられるような加速感。
楽しすぎて、いつまでも走っていたくなるような感覚でした。
仕事帰りには、特に用もないのに遠回りして帰るのが日課になっていました。

いつ誰に見られても恥ずかしくないように、常にクルマをキレイに保つことには人一倍気を使っていました。
「もしかしたら、たまたま通りかかった女性に“乗せてほしい”なんて言われるかもしれないし」――
…なんて妄想もしつつ(結局そんなことは一度もありませんでしたが。笑)
コンビニで同級生にバッタリ会っても、自信を持ってピカピカの愛車を見せられるように、
週末の洗車は欠かせないルーティンになっていました。
汗だくになりながら、何時間もかけて洗車して、ワックスを丁寧にかけて仕上げる。
その後は実家の縁側に腰掛けて、ピカピカになった愛車をただ眺めてボーッと過ごす――
そんな時間が本当に好きでした。
とにかく、言葉では表せないほど愛車が愛おしくて仕方なかったんです。(ちょっと変態かもしれませんね。笑)
そんな“車バカ”な私ですが、いちお客としてさまざまな自動車関連のお店と関わっていく中で、ある思いが芽生えてきました。
「この業界、意外といい加減なお店が多いな…」と。
たとえば
修理で車を預けたのに、約束の日を過ぎても連絡がない。
こちらから連絡すると「まだ忙しくて手をつけていません」と。
(それならそれで、なぜひと言連絡をくれないのか…)
部品の取り寄せをお願いして、6年経っても未だに音沙汰なし。
(今もまだ“部品待ち”です。笑)
不具合を隠したまま販売する、その場しのぎの中古車屋。
(納車直後、オイルが地面にダダ漏れでしたよ)
ガソリンスタンドでは、車に背を向けたまま給油口を意味もなく強く閉めるアルバイト…。車が揺れるほどの勢いでした。
こうしたひとつひとつの体験を思い出していくうちに、心の中で強く決めたことがあります。
「自分の店は、お客様の気持ちにきちんと寄り添えるショップにしよう」と。

沖縄の車好きと言えばひーぷーさん!!
車に携わる仕事をしている人にとって、車は「いつもそこにある無機質な鉄の塊」として見られがちで、
1台1台に特別な感情を持つことは少ないかもしれません。
ですが、お客様にとってはそうではありません。
社会人になって初めて購入した車。
結婚を機に、ご夫婦で相談して選んだ初めてのファミリーカー。
1台1台に、それぞれの想いやストーリーが詰まっています。
それがフェラーリであろうと軽自動車であろうと、
お客様にとっては“世界に一つだけの特別な愛車”なのです。
私自身もそうでした。
愛車が自分の手元を離れるだけで、不安になったことを今でも覚えています。
「どんな扱いをされているのか」
「今、どんな作業をされているのか」
見えないからこそ、心配になるものです。
だからこそ当店では、お客様の“車への想い”も一緒に大切にお預かりいたします。
ドアの開け閉めひとつにも気を配り、決して雑な扱いはいたしません。
そして、愛車に全身全霊で向き合います。
ご希望のお客様には、作業中の進捗状況をLINEで写真付きでお知らせすることも可能です。
少しでも安心していただけるよう、お気軽にお申し付けください。
当店は、少人数で運営している小さなショップです。
「融通が利かない」と言われてしまえばそれまでかもしれませんが、正直なところ、実は得意ではないことも多いんです。
「今すぐ施工してほしい」
「車を引き取りに来てほしい」
「フィルムも貼ってくれない?」
…といったご要望にお応えすることは難しいのが現実です。
また、
「お金払うからドラレコの取り付けもお願い」
「ついでにバルブも交換してよ」
といった内容も、誠に申し訳ありませんがお断りさせていただいております。
(自分の車なら“なんとなく”でやるかもしれませんが、プロとしてお客様の車に責任を持てる品質でない限り、お受けするわけにはいきません。)
しかし、
私たちには「心のこもったサービス」という、他には負けない強みがあります。
私もスタッフも自分の車を大切にしています。
だからこそ、愛車を大切に想う気持ち、いつまでもキレイに乗り続けたいという気持ちが、痛いほどよくわかります。
私たちの仕事は、決められた工程をただこなす“流れ作業”ではありません。
「見てください、この技術!ピカピカでしょ?」と技術をひけらかすことが目的でもありません。
1台1台のお車に最適な方法で、心を込めて向き合い、まるで作品を仕上げるように丁寧に施工しています。
「やった・やらなかった」ではなく、お客様にご満足いただけるかどうかを何よりも大切にしています。
当店は完全予約制となっており、即日での施工は基本的にお受けしておりません。
スケジュール調整などでお客様にはご不便をおかけすることもございますが、
小さなお店だからこそ実現できる、心のこもったサービスをお届けできればと考えております。

初めて訪れたレストランで、もし料理が口に合わなかったとしても、お客様は代金を支払わなければなりません。
それが、世の中の“常識”です。
スーパーでの買い物も同じです。
初めて買う商品が期待はずれだったとしても、普通は返品できません。
つまり、私たち消費者は、常にリスクを背負いながらお金を使っているのです。
しかし、私はこう考えます。
そのリスク、本来はお客様ではなく、お店が持つべきではないかと。
ですので、当店では万が一「思っていた仕上がりと違った」「満足できなかった」と感じられた場合、
施工料金は一切いただきません。
たまにこう聞かれることがあります。
「最初から、お金を払うつもりのない人が来たらどうするの?」
その時、私はこう答えます。
こちらがお客様を信じずにいて、どうしてお客様に信頼してもらえるでしょうか。
私たちが目指すのは、こんなお店です。
「いいコーティング屋さんを見つけた」
「このお店のファンになった」
「友達にも紹介したい」
「この店が無くなると困る」
そう思っていただけるような、
信頼され、愛されるお店でありたいと心から願っています。

「このお客様は、ここをキレイにするときっと喜んでもらえるかも…」
そんなふうに、常にお客様の笑顔を思い浮かべながら作業に取り組んでいます。
お見積もりのご相談から、施工、そしてアフターフォローまで、
一貫して担当させていただきます!
お客様との会話も楽しみのひとつですので、何でもお気軽にお話しください。
どうぞよろしくお願いします!
氏名
仲宗根. 誉生:::(ナカソネ ノリキ)
生年月日
平成2年5月21日
出身
沖縄県本部町出身
| ショップ名 | 358DETAILING
サンゴーハチ ディテーリング (旧ミスタ−358) |
| 法人商号 | 株式会社マイスター358 |
| 代表者 | 小嶺 幸太 |
| 従業員数 | 4名 |
| 住所 | 〒901-2132 沖縄県浦添市伊祖1-12-5 |
| 電話番号 | TEL:(098)988-4358 |
| FAX:(098)878-3266 | |
| 営業時間 | 11:00〜18:00 |
| 定休日 | 月曜日・火曜日 |
| Special Thanks | 沖縄海邦銀行 |
少少しだけ、プライベートなお話を交えて自己紹介させていただきます。
実は、私の一番の趣味は「仕事」です。
嘘っぽく聞こえるかもしれませんが、本当です。
それくらいこの仕事が楽しくて、気がつけば1日の8割くらいは仕事のことを考えています。
とはいえ、車以外にも趣味はちゃんとあります。
子どもが生まれる前は、釣りやアウトドアが大好きで、
休みの前の夜にはよく「やんばる」まで夜釣りに出かけ、タマンを狙って夜通し釣りをしたり、
翌日はそのまま山奥で野宿したり…そんな野生的な休日を過ごしていました。
今では、ありがたいことに子ども二人に恵まれ、
さすがに昔のようなアクティブな遊びはできなくなりましたが、
それでも「やんばる」は変わらず大好きです。
家族でたまに訪れる一棟貸しのペンションは、静かで空気も美しく、最高の癒しの場所です。


現在の愛車は、10代の頃に憧れていた「17系クラウン(エステート)」。
直列6気筒・3リッターの2JZ(NA)を搭載したワゴンで、
燃費はお世辞にも良いとは言えませんが、この時代の車が持つ雰囲気がたまりません。
次の愛車候補は…BMWの直列6気筒・3リッターターボ。
ただいま奥様をはじめ、関係各所への根回し&交渉中です!
20代の頃はモータースポーツにもどっぷりハマっていて、
ホンダS2000で「ジムカーナ」という競技にガチで取り組んでいました。
タイムを縮めるためには、部品代、タイヤ代、ガソリン代…とにかくお金がかかるので、
とにかく必死に働いて資金を捻出してました。
ゆるく楽しんでいた方達からは「ガチ勢」と呼ばれていました。
今でもモータースポーツを続けている仲間たちとの交流は続いていて、
彼らのジムカーナ車両にコーティング施工をさせていただくこともあります。
競技から離れても、変わらず声をかけてくれる仲間たちには本当に感謝しています。
今は仕事が忙しくてなかなか参加できていませんが、
いつかまた本気で復帰したいなと、密かにたくらんでいるところです。



あとは、生き物が好きで、猫とインコとクワガタを飼っています。
最近クワガタの幼虫が大量に生まれました。
欲しい方は言ってください。(全てもらわれていきましたm(_ _)m)
R6.6.15追伸
オキナワカブトムシのオスメスペアで差し上げます。早い者勝ち!

趣味の話が多くなってしまいましたが、簡単に私の経歴も紹介します。
長嶺中学校、沖縄工業高校、そしてインターナショナルデザインアカデミーを卒業し、
建築設計の会社で設計士として約10年以上勤めました。
昔から車を磨いたり綺麗にするのが好きで、設計の仕事をしながら、
「いつか自分で自動車関連の仕事(塗装や磨き)をやりたい」という夢が芽生えました。
ちなみに高校生の時、教室にスクーターのクランクケース(V100)を持ち込み、
鏡面仕上げに夢中になっていたところ、先生に見つかり頭をぶん殴られたこともあります(笑)。
常に愛車はピカピカに乗りたいと思っていたので、
最初は自分の車や友人の車を磨いて綺麗にしていました。
そんな中、たまたま業界で有名な本土のある社長と出会い、
本格的にカーディテイリングを学ぶチャンスをいただきました。
そこでさらに磨きの魅力に取りつかれてしまい、
「車は上手に磨けば、コーティングやワックスを塗らなくても強烈な輝きを放つ」ことを知りました。
それからますます磨きにハマり、31歳の時に意を決して自分のお店を持つことにしました。
最後に、この仕事と出会って学んだ大切なことがあります。
それは、「人に喜ばれ感謝されると、自分も嬉しい」ということです。
良い仕事をしてお客様に喜んでもらう。
従業員は、良い仕事をして上司や社長にも喜んでもらう。
それが仕事のやりがいとなり、さらに喜んでもらおうと頑張れる。
そうして初めて、本当の意味での良い仕事ができるのだと気づきました。
当たり前のことかもしれませんが、サラリーマン時代の自分には分かっていませんでした。
これからも「感謝される仕事」を大切に続けていきます。

よく聞かれるのですが、『358』ってどういう意味ですか?という質問についてお話しします。
実は、あるご縁で知り合った社長さんから「358」という数字の存在を教えてもらいました。
ネットで調べるとわかると思いますが、358は縁起の良い数字として知られていて、エンジェルナンバーとも言われています。
最初は「へ〜、そうなんだ」くらいの気持ちでしたが、よく考えてみると、私の生年月日が1985年5月3日。
つまり『3』『5』『8』の数字が入っているんです。
偶然とは思えず、この数字を名前に使うことに決めました。
さらに忘れられない出来事があります。
当店は個人事業主として開業届を出した日の、最初に来てくださったお客様の車のナンバーが、なんと「358」だったんです。
(今でこそ358ナンバーの車は増えましたが、当時はまだ少なくレアな存在でした。)
当時はジモティーなどのフリマアプリから集客しヘッドライトリペアを行っていた名無しの店舗で、
当店の事を全く知らずに興味本位で来店された完全に新規のお客様です。
『358』には不思議なパワーがあると感じています。
そのパワーを借りて、お客様に喜んでいただき、ハッピーになってほしいという想いを込めています。